好きな人に言われたら嬉しい一言とはどんなもの?
たまには男だけで飲みに行くのも楽しいな。変に気を使う上司とかは呼ばないでさ、何でも語り合える同期の仲間。そういう飲み会もすごく楽しいものだ。男同士だと、結構下ネタに暴走しやすいんだが、ちゃんと恋愛の話をしたりもする。「あの新しい女の子可愛いよな」「彼氏いるのかな」「でも、ああいう子は派手な下着はいてそう」「あぁ、わかるわかる」「Tバックとかね」「そんでさ、オナニーもしてそうだよな」まぁ結局下ネタに走ったりもするんだけど、ずっと恋愛の話をしたりするときもある。誰かが恋愛で悩んでいるときなんてそうだよな。「なんか彼女と倦怠期なんすよ」「付き合って長いんだっけ?」「もう三年ですね」「それなら、そうなるかもな」「付き合いたてのラブラブのころって最高ですよね」「そうだなぁ。あのドキドキ感が永遠に続けばなぁ」「付き合いたての超可愛い恋人にどういう台詞を言われたいですか?」こういう妄想大喜利みたいなのは盛り上がるんだよな。どんどん答えが出てきちゃう。「そうだなぁ。超可愛いってどういう子?」「そうっすねぇ。ガッキーなんてどうすか?」「お、いいねえ」「そうだなぁ。こういうのはどう? デートをしててさ」「はいはい」「まぁ、買い物をしてご飯を食べて、自然と夜になって帰ろうかってなるじゃん?」「もうそれだけでいいっすね」「それで帰り道。ガッキーの家の近くまで送っていくわけ」「うわぁ、ガッキーの家ってどのへんなんすかね?」「知らねえよ。それで俺が言うわけ」「俺?」「別にいいだろ。じゃ、またね。今日は楽しかったよ」「はいはい」「そこでガッキーが俯いて言うんだよ。もうちょっとだけ一緒にいてって」「はぁーー! たまんないっすね!」「そんなこと言われたらどうしようもないよな。でも、ガッキーは実家なんだよ」「実家っぽい」「だから、もう少し一緒にいたいって言われても彼女の家に行くわけにはいかない」「先輩の家?」「俺んちもダメ。遠いんだ。だから、公園な」「公園もいいっすね」今宵も男たちの妄想は止まらないのだった。